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新型コロナウイルス肺炎の影響は旅行者たちにも…台湾入国状況 2020年2月

台湾

台湾に来ています。バンクーバーでは除菌ジェルやシートが売り切れ、大手ドラッグストアの倉庫の在庫も空っぽでしたが、それは日本も、台湾も同じようですね。

台湾はSARSの時に色々と大変な目にあったそうで、今回は慎重に慎重を期した対応をしています。日本よりも全然厳しいので、私たち外国人は旅行前には必ずきちんと入国・出国できるか確認しておきましょう。

状況も刻々と変わっていますが、私が台湾に入国したときの状況を書き留めておこうと思います。(3月3日に追記しました)

入国時(松山空港*2020年1月30日

外国人は入国カードを書きます。この表に滞在先の住所を書くのですが、急遽全員携帯電話の番号を書くように言われました。書く欄はないので住所の近くの適当な空欄に書けばいい模様。これ、入国のために並んでいる間に言われました。

私は台湾では到着してからSIMカードを買うので、台湾での連絡先となる携帯番号はまだわからなかったのですが、日本の携帯番号を書いておきました。

また、スーツケースをピックアップした後に、税関を通るのですが、その時は全員手荷物のX線検査が強制されていました(スーツケースの検査はなかったので、事前にX線検査しているのかも)

追記:これは豚コレラ対策のようですね。台湾は豚コレラ対策も徹底しています。カナダや日本ではほぼ聞かない(ポスター貼ってあるくらいですよね)ので気づきませんでした(汗)

ちなみに2020年2月11日現在、台湾では外国人は中国だけでなく香港からの入国もできません

ちなみに、現在台湾では、保険証を見せないとマスク買えません。しかも1週間につき2枚まで。ですから、台湾に着いてから買えばいいやー、と思ってる方がいたら、それは無理なので、必ず日本から持っていきましょう。

入国時(桃園空港)*2020年2月20日

松山空港から約2週間後に桃園空港経由で台湾入りしました。この時はさらに検査が厳しくなっていました。

まずは飛行機内で配られる健康調査票に記入が必要です。

そして、来た国によって、コレラ注意の紙が配られます。日本も該当します。

降機後、まずは健康診断です。長ーい列に並んで一人ひとり健康調査票のチェックがありました。これが待ち時間かなり長いです。

それから手荷物のX線。豚コレラ注意の紙を配られた人とそうでない人で分かれてのX線調査です。豚肉関連の物を持ち込んでいないかを検査されます。

それから入国審査。ここでも松山空港の時と同じく、入国審査表に電話での連絡先を書かされました。

台北の雰囲気

マスク着用率は日本より多いように感じました。外出を控える人も増えており、街はいつもより静か。学校も旧正月休みが延長となり、3月頃までは閉校でオンライン授業などで対応する学校がほとんどです。

人が集まる場所では、入口で体温検査があります。アルコール消毒も入口に置いてあるお店が多いです。

咳とかはしづらい雰囲気。私は熱い物や冷たいもの、辛い物とか食べると咳が出るのですが、台湾はそういう食べものが多いから、食後咳しづらくて焦りました(笑)

出国時

台湾は現在マスクの持ち出し制限があり、かなり厳しいです。たとえば郵便だったら1枚もダメです。自分で出国する時は1人につき250枚(5箱)まで。現在台湾では、マスクを買うのも保険証を見せてしかも1人2枚、数日に1回、みたいな感じなので、この規則は結構厳しくチェックされています。まあ旅行者でそんなにたくさんマスク持ち歩いている人はいないでしょうが。

現在のところ(20年2月11日)、香港から来た人は2週間の自宅検疫が必要で、従わなければ罰金です。そういう状況の台湾人は出国できませんが、外国人は香港から来た時点で台湾には入国できないはずです。

まあ、出国に関しては、出るものは拒まずで、すべてスムーズでした。

台湾旅行の前にやっておくとよいこと

  • マスクや除菌ジェル&シートを準備しておく
      上にも書きましたが、台湾では台湾人や正規の長期外国人滞在者しかマスクは買えません。除菌ジェルなども品薄です。入口などに置いてあるところもありますが、やはりこまめに使うのならば日本からなんとか入手して持っていきましょう。

 

  • たびレジに登録しておく たびレジは外務省の安全情報無料配信サービスです。刻々と変わる状況も外務省が日本語で教えてくれるので大変便利です。行く場所や日程を知らせておけるので、何かあった時にも、登録してあれば安心です。

 

  • 万全の体調で 台湾は2月は予想以上に寒い日もあれば、20度以上になる日もあるなど、寒暖差が激しいです。しかも、ちょっと温かくなるとクーラーがかかったりして寒い!寒暖差が激しいと体調を崩しやすいですよね。旅行前の体調を整えるのはもちろんのこと、重ね着できるような服装、念のためのお薬やのど飴などの準備もしておくといいでしょう。(もちろん、薬で熱を下げて出入国とかは駄目ですが)

 

旅行する際にクレジットカードには保険が付帯していることが多いですが、きちんと内容を確認しておきましょう。疾病だけではなく、フライトのキャンセルなどの不測の事態にも対応できるものがこのような状況ではいいかもしれません。内容によっては付帯ではなく、オンラインで購入できる旅行保険の検討もした方がいいかもしれません。

最後に

こんな時期ですから、旅行自体を見直せる人はそうした方が良いかもしれませんね。ただ、キャンセル料がかかるなど、悩んでいる人は結構いるみたい。どうしても行かなくてはいけない人は、かからないように、人にうつさないように(無症状のケースもあるようなので)、極力気を遣いましょう。とにかく早く良い方向に向かいますように。