ライフ in バンクーバー

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コロナウイルス バンクーバーの状況(3月5日現在)

カナダ国旗

世界を圧巻しているコロナウイルス。日本でも瞬く間に状況が変化していて心配ですね。カナダは現時点ではまだそれほど感染者もおらず、休校などが起きる気配はまだありませんが、それでもマスクや除菌ジェルなどが完売していたり、不安が広がっているのは確実です。

もうすぐ春休み。以前から計画していて、すでにカナダ行きを計画している方もいらっしゃるかと思い、現時点でのカナダ(主にバンクーバー)の状況をまとめてみました。

コロナウイルス、カナダの状況

3月5日時点で、カナダのコロナウイルスの感染者数は45人となっています。やはり多いのはバンクーバーのあるBC州トロントのあるオンタリオ州。一番最初の頃は武漢渡航歴がある人が主でしたが、最近はイランの渡航歴がある人の感染が多く、つい最近イランの帰国者全員に対して連絡先の提供と14日間の自己隔離,保健当局への連絡を求めるようになりました(中国の帰国者も)

バンクーバーにとっては、もう一つ気になるのが、お隣ワシントン州です。こちらは老人ホームでクラスターが発生したこともあり、アメリカ初の死者も出てしまいました。現時点で感染者は70人、死者は11人、最初のニュースから数日でどんどん増えています。バンクーバーとシアトルのあるワシントン州は、車などで行き来する人も多く、今後BC州への影響も気になるところです。

カナダ政府のコロナウイルスに関する最新情報はこちら(感染者数などはニュースよりは少し遅いかも)

www.canada.ca

実際の街の様子は?

さて、数字はニュースなどを見ればわかりますが、実際の街の様子はどうでしょう?私もそこまで出歩いているわけではないので、あくまで私の周りの印象ということで。

マスクや除菌ジェルは売り切れ

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中国でのコロナウイルス騒動が本格化してきた1月下旬、何気なく近所のドラッグストアに行ったらすでに除菌ジェルが売り切れていて驚きました。その後10件くらいまわったけど、どこも売り切れ。日本ではまだそこまでひどくなかったので友人たちには注意喚起をしておいたのですが、それが功を期すことに。

そしてマスクは元々こちらでは医療関係者ではない人が外でつける習慣がないため、元から売っているのを見たことがなかったのですが、やはり1月下旬にはアマゾンなどでも尋常じゃない値段に値上がりしているか、売り切れ状態でした。

この状態は今も変わらずです。

トイレットペーパーや日常品は?

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カナダはまだ感染者は少ないのに、なぜか日本と似たことが起きています。

アジア系のお店はお客さんがウイルス情報に詳しいアジア人が多いのと、中国産の物流が滞っているこっともあり、空っぽの棚があちこちに。特にお米は売り切れていてびっくりしました。数日後には入荷されていましたが。その他、缶類とか乾物、麺類など長く保存できるものがよく売れている模様。

そして、日本と同じく、トイレットペーパーやティッシュペーパーを買い求める人も。コストコでは入るのだけでも大行列となり、ニュースにもなりました。

vancouversun.com

普通のスーパーではまだトイレットペーパーは山積みになっていますが、いつもよりも購入している人が多いように見えます。

街の様子は?

まだ感染者が少ないこともあり、学校も通常通りだし、その他レストランやイベントなどもすべて通常通り。

気になる人種差別ですが、特に表立ってはありません(ないわけではないようですが)。まあアジア人が多いですからね、バンクーバー

マスクをしている人はほぼいません。マスクをしている人=病気持ちの人と認識されることが多いので、中華系のスーパーなどでマスクを付けてるアジア人(今のところ街ではアジア人しかマスク姿を見たことがない)がいるとついガン見してしまいます…。

ちなみにバンクーバー発着の飛行機内では、人種に関わらずマスク率は非常に高かったです。

カナダに行く予定がある方への注意事項

今のところ(2020年3月5日現在)、カナダは日本からの渡航者に対する措置は行っていませんが、これもいつ変わるかわからない状況です。

今まで使ったことなかったのですが、こういう時は政府の旅レジに登録して、その国の領事館から最新情報をもらえるようにしておきましょう。

バンクーバー領事館から来たメールから抜粋いくつか抜粋します。

カナダ政府ウェブサイト上では,日本における健康関連の注意レベルは「レベル2(特別の警戒を行うこと)」となっています。「レベル2」は,感染症の流行や,新しい疾患が発生した時などに発行されます。

今のところ、カナダが注意している国は、中国、香港、イラン、日本、イタリア北部、シンガポール、韓国です。ちなみに今レベル3(不要不急の渡航禁止)なのは中国、イラン、イタリアで、レベル2は香港、日本、韓国、レベル1はシンガポールになっています。今後の状況によっては、飛行機が飛んでも、到着後2週間はホテルを出られないということにもなりかねないので、注意です。

現在のところ、カナダ政府は日本からの渡航者に以下を求めています。

カナダに入国してから14日間に熱,咳や呼吸困難の症状が出ないかをモニターし,もし,そのような症状があれば他人との接触を避け,各州の健康保健機関に電話で連絡する

こんな感じなので、せっかくカナダに遊びに来てもあまり自由に動き回れない雰囲気ではあります。航空会社の中には日本発着のチケットのキャンセル手数料などを免除している会社も出てきていますが、今のところエアカナダはそのような取り扱いはないようです。JALやANAは払い戻しと変更ができるようです!ありがたいですね!

www.jal.co.jp

飛行機が飛ばなくなったり、政府の注意レベルが上がるとツアーもキャンセルできるところが多いようですが、できればそうなる前に各社無料でキャンセルできるようになってほしいですね。

さいごに

1月は対岸の火事だったコロナウイルス騒動ですが、あっという間に日本にも広がり、カナダでも感染者は着実に増えています。少しでも感染者数を抑えることができるように、一人一人が手洗いをしたり、人混みを避けたりして対応しなければならないと思います。

一日も早く、コロナウイルス終結しますように…