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四十肩になった時の話 (2) これで治りました!カナダでの治療方法・私の場合

四十肩になった時のお話です。前回の、四十肩になるまでのお話はこちら。

四十肩だと思ってまず行った所

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このまま放置しても何も良いことはないと思い、まず行く事にしたのは鍼でした。
なんとなく、鍼でツボを刺してもらったら治りそうと思ったのでw

バンクーバーにも鍼治療をしてくれるお医者様はたくさんいるのですが、どこに行けば良いのかよくわからなかったのと、普段の英語力は問題ないのですが、なんとなく日本語の方が痛みのニュアンスが通じそうだし鍼も一番細いのを使ってもらえるとの事で日本人の鍼師さんをネットで調べて訪ねました。

四十肩を鍼で治療する

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写真はイメージです

私が行った日本人の鍼師さんのクリニックはMasako Doi Acupuncture & Shiatsu Clinic(ホームページはこちら) です。女性の鍼師さんだったのでなんでも悩みを話しやすかったし、先生もとても親身になって治療してくださいました。鍼だけでなく、カッピングや指圧、漢方なども合わせて治療を行ってくれました。

問題があるのは左肩なのに、右足とかに鍼を刺してそのあと痛みが楽になったりするのは不思議な体験でした。

とにかく肩がとても冷えているとの事で、治療でも肩を温めてもらったり血流がよくなる様な鍼やら漢方薬の処方などをしてもらいました。家でもストレッチをする様に言われ、お風呂など暖かい環境で意識的にストレッチをしました。

人によって効果は様々だと思いますが、私の場合、鍼は日々の四十肩の痛みをやわらげる効果は十分にありました。ただ肩は上がらぬままでした(とは言えこの時点で発症から3ヶ月くらい、何もしないと四十肩は1年とか2年続くらしいです)。

肩を温めるためにした事

とにかく肩を温めねば、と思い色々とネットを調べたりして手に入れたのはこちら。

温湿布

日本なら比較的簡単に手に入る温湿布ですが、カナダでは少なくともつい最近まで温湿布なんてありませんでした。電子レンジであっためるタイプなどはありますが。でも今ではカナダでも手に入る様になってありがたい限りです。佐藤製薬の販売しているKenzenという湿布の暖かくなるタイプを選びました。貼るときは冷たいけどじわじわと暖かくなってよく効きます。おすすめです。

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写真:Kenzenのホームページよりお借りました(satokenzen.com

London DrugやT&Tなどで入手できます。

遠赤外線サポーター

これは日本からAmazonで取り寄せました。

毎日付けていると心なしか肩がポカポカした様な気がします。温湿布の方が効きますが、毎日続けていると出費がかさみすぎてしまうので。薄地ではありますが、それでもモコモコしてしまうので着る服を選びますが、私はちょうど秋冬で厚着の時期だったのでそれもさして気にならずに済みました。

遠赤外線ライト

たまたま年配のお客様が我が家にいらした時に、以前腰を痛めてから痛みがどんどん酷くなり、しまいには医者からもうこのままだと車椅子になるかも、と言われていたものの、赤外線ライトを毎日当てていたらよくなったという話を聞き、「これは肩にもいいかも!」と思い、早速ネットで探して類似品を購入。



私が買った時はもう少し安かったと思うので、類似品サーチしてみてください。これはAmazonカナダです。

とにかく体がポッカポカになるので、気持ちいい!夜ベッドに横になって肩に当てていると、暑くなりすぎてヤケドしそうになりました。旦那が部屋に来たら私は気持ちよすぎて眠りこけている上、赤外線ライトは付けっ放しで超熱くなっており、火事になったもおかしくない状況だったとの事でかなり次の日怒られましたが。でも、肩を温める、という観点だけで言えば買ってよかったです。

こんな失敗はしないでください:カイロ

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温湿布を手に入れる前はカイロで肩を温めていました。半日付けっ放しでいいし、じんわり温まるし、なかなかいい!と思っていたのですが、調子に乗って貼り続けていたのが悪かったのか、低温やけどをしてしまいました

全く気がつかなかったのですが、痛いと思った時には、すでに肩の皮が剥けていました

直に当て ていた私が悪いのですが、注意書きに『やけどに注意』って確かに書いてあるけれど、何か熱さを感じたりするのかと思っていたので、びっくりでした。皆様もご注意ください。

鍼の次にした事

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自分で四十肩と判断して治療をしてもらっていたものの、友人から、肩と腕の関節部分が石灰化してたりする場合は薬を飲めば治るし、彼女の場合そうだった、と聞いて、かかりつけのお医者様にも見てもらう事にしました。

ファミリードクターに行くと、症状からしておそらく四十肩(英語では俗にFrozen Shoulder)だろうけれど、レントゲンで確認しましょう、という事に。

結果は石灰は見つからず。ただ、関節部分にステロイドを注射すると肩が上がる様になるかもしれない、と言われたのですが、鍼はともかく、注射針を肩の中心まで注射するなんて、想像するだけでも怖くて痛かったので丁重にお断りしました。痛くて動いて変なところ刺さったらもっと痛そうだし。

ファミリードクターからは、鍼もいいけど理学療法(Physiotherapy) に行くとよいとも言われました。

四十肩を治療に理学療法士の元へ

そこで次は理学療法士の元へ。日本だと病院内とかのリハビリセンターなどは聞きますが、あまり理学療法のクリニックって聞かない様な気がしますがどうでしょう?カナダには理学療法(Physiotherapy) のクリニックが結構たくさんあります。

私が選んだクリニックは、ショックウェーブ療法というものがあり、なんだか効き目がありそうなので予約してみました。ちなみにショックウェーブというのは圧力波を患部に当てる方法です。ネットで日本語で調べるとまず馬の治療法として出てくるのでびっくりしましたが、日本でも利用しているクリニックがありました。



このマシンで10分くらい数カ所の患部に圧力波を当ててもらった後、冷やしたり、低周波治療器を当ててもらったりしました。圧力波を当てたのは、肩甲骨の辺りだったり肩の上辺りだったり、毎回医師の方が肩を押したり私の肩の動き具合を観察して決めていました。

そして、マシンでの治療が終わったら、ストレッチ。10種類くらいのストレッチの表をもらい、家でもやる様に言われましたが、クリニックでも練習して帰宅。

このショックウェーブ療法が四十肩に効果てき面でした!肩が上がる様になったのです!四十肩になって半年くらい経ってからの慢性期にはじめた治療ですが、もしなりはじめの頃にやってたら、触られるだけでも痛いときもあったのに、多分痛くて耐えられなかったと思います。だからちょうどいい頃に行ったのかなぁ、とも思います。

2ヶ月くらい通って、どんどん腕も上がる様になったものの、100%ではなかったのですが、肩甲骨の周りの筋肉は緩んでいるから、あとは自分で積極的にストレッチやヨガ、運動をする様にすればよい、と言われて終了。理学療法は健康保険(BC CARE)には含まれておらず、自費で払わなければならないので、きちんと終了時を教えてくれたのも好感が持てました。ノースバンクーバーのBlue Sky Physiotherapy & Rihabilitation Centre に行きました。おすすめです。

四十肩・五十肩は長期戦を覚悟で

電流が走る様な痛みを感じ、着替えもままならない自分に苛立ちを覚え、睡眠もロクに取れず、悲観的な日々を過ごしたりもしましたが、振り返ってみると、結構順調に治療をすることができたのではないかと思います。

私の場合、痛みや腕が上がらないなど、生活に支障があったのは半年くらいですが、1年はじんわりとした痛みを感じることがあったり、腕の上がりが反対側よりは悪かったりしました。

デスクワークが多かったり姿勢が悪い人は特に普段からストレッチなどをして気をつけましょう。私もまたならない様に気をつけたいと思います。